MBL研究発表会で「都市空間における多様性算出手法」について発表してきました。

第112回MBL研究発表会にて、代表取締役の庄子が「DiverCityMeter: 大規模移動データによる生活パターン分析を通じた都市空間の多様性算出手法」というタイトルで発表を行いました。

また、”優秀論文賞”への内定も頂きました。

論文内容

従来、性別・年代・職業といった住民の属性情報で測られてきた都市の多様性ですが、同じ属性を持つ人々の中でも、生活パターンの観点から見た場合、休日の過ごし方が「インドア派」や「アウトドア派」など、その特徴はさらに分解できるはずです。

つまり、生活パターン多様性を把握することは、マーケティングや都市計画の分野において、重要な役割を果たすと考えられます。

そこで本研究では、スマートフォンから収集されたGPS位置データのみを使用し、都市空間におけるエリアごとの生活パターン多様性を算出するフレームワーク「DiverCityMeter」を提案しました。

DiverCityMeter のポイントは、Point-of-Interest などの情報は一切使わず、人々の生活パターンがどんな特徴を持つか(どんなタイミングでどんなエリアに滞在したか)を説明可能にする「エリアモデリング→行動モデリング→人モデリング」という処理工程にあります。

都市規模の人流分析手法であり、近年スマートフォンの普及により日々大量に収集されているGPS位置データのポテンシャルを最大限引き出すことに挑戦した内容になっています。

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